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株式会社両毛システムズ

2024年4月18日

災害に強く省エネ仕様 太田にデータセンター 両毛システムズ ▪上毛新聞(2024/04/18)より

情報サービス業の両毛システムズ(桐生市広沢町、北沢直来社長)は17日、太田市内に完成した電子データを保存する新データセンター(DC)の稼働に伴う式典を同所で開いた。災害時やサイバー(電脳)攻撃に備え、セキュリティーを強化し、省エネ仕様とした。
新DCは、地上3階建てで延べ床面積3941平方メートル。2022年11月に着工し、昨年12月に完成した。総工費は約33億円。
サーバーを収納するラックは計280台設置。今後は需要に応じて拡張が可能とした。建物敷地からサーバーラックまで7段階のセキュリティー区画を設け、安全性を高めた。災害対策として、免震構造に加え、異なる変電所からの2系統受電や自家発電装置により、災害時にも電力供給を継続できるようにした。
太陽光や水力など再生可能エネルギーに由来する電力を調達し、人工知能(AI)空調制御による効率的な冷却で電気使用量を削減する。
式典で北沢社長は「サービスとデータセンターの活用を通じて、お客さまのビジネスモデルの変革に少しでも貢献できることを考えている。データセンターを軸に新たな価値を創造する」と述べた。