あかぎ信用組合（前橋市六供町、坂口博樹理事長）が25日発表した２０２４年３月期決算は、本業のもうけを示すコア業務純益が前期比５・６％増の４億６６００万円で、４期連続の増益となった。直近20年では最高で、利回りの改善に伴う貸出金利息の増収や、経費削減が奏功した。
純損益は３億６００万円の黒字（前期は６億２２００万円の赤字）となり、与信費用の大幅な減少が寄与した。
貸出金残高は実質無利子・無担保融資（ゼロゼロ融資）の返済が影響し、３・５％減の９１１億６１００万円。預金残高は０・９％増の１２７０億７００万円で過去最高だった。
自己資本比率は０・02ポイント低下の７・44％、不良債権比率は０・44ポイント改善し３・99％だった。