2024年7月11日
売上高0.9%減、615億9800万円に カネコ種苗5月期連結 ▪上毛新聞(2024/07/11)より
カネコ種苗(前橋市古市町、金子昌彦社長)が10日発表した2024年5月期連結決算は、売上高が前期比0・9%減の615億9800万円、純利益は17・4%減の11億7700万円で、減収減益だった。
施設材事業は、原料価格高騰により、農業用ハウスなどに用いるフィルムや鉄製品といった農業資材の価格が上昇し、農業者らの節約志向や設備投資意欲の減退を招き、販売が減少した。種苗事業は、野菜種子の輸出で増収した一方、賃上げや物流保管施設の充実で経費が増え、減益だった。花き事業は、巣ごもり消費が落ち着き、花苗や園芸資材の販売が減った。
営業利益は17・2%減の14億7800万円、経常利益は17・9%減の15億7千万円。期末配当は前期から2円増の22円とした。
25年5月期の連結業績予想は、売上高635億円、純利益12億円を見込む。