2024年10月1日
女性警察官の活躍を後押し 県警幹部2人が経験談▪上毛新聞(2024/10/1)より
女性警察官のキャリアアップに役立ててもらおうと、県警は前橋市の本部で現役の女性幹部2人の講演会を開いた。女性警察官約60人が2人の経験談を通じて、個性を発揮する方法や能力の伸ばし方を学んだ。
生活安全企画課犯罪抑止対策室の星野直己室長は子育てと仕事の両立で感じた不安や、不安を乗り越えるための考え方を共有。「目の前の、できる範囲の責任を果たすことが今後につながる」と助言した。
監察課の小板橋美秋次席は仕事をする上で「準備が勝負」と強調。先に結論を伝えることを心がけて「報告・連絡・相談」をすることや、スケジュール管理の重要性を訴えた。
参加した吾妻署の津久井華奈巡査長(30)は「『今やれることをやろう』と後押しされた。女性警察官の活躍を次の世代にもつなげたい」と意気込んだ。
警務課によると、今年4月1日時点で県警の女性警察官の割合は12・6%。10年前の8・8%から増加傾向にある。