2024年11月16日
企業イメージ向上、脱炭素経営を学ぶ 県庁でセミナー▪上毛新聞(2024/11/16)より
二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す「脱炭素経営入門セミナー」(しののめ信用金庫主催)が14日、県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」で開かれた。ぐんまカーボンニュートラル推進会(高崎市上佐野町)の環境カウンセラー、石川智治さん(50)が講師を務め、脱炭素経営について現地とオンラインで約70人が学んだ。
石川さんは脱炭素経営の利点として、先進的な企業イメージの獲得や光熱費、燃料費の低減などを挙げた。環境への意識の高い企業を中心に、サプライヤーに対してCO2排出量の削減を求める傾向が強まっており、脱炭素経営の実践が「そういった企業への訴求力の向上につながる」とした。
同金庫の高坂豊常勤理事は「脱炭素は世界の動きで避けては通れない。地元企業を支える信用金庫としても支援を行っていきたい」と語った。