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2025年3月18日

群馬銀行 第四北越と統合検討 実現なら地銀4位に・上毛新聞(2025/3/18)より

群馬銀行(前橋市元総社町、深井彰彦頭取)と新潟県を地盤とする第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市、殖栗道郎社長)は17日、「経営統合を含めた経営戦略について検討を行っている」と発表した。群馬銀は第四北越FG傘下の第四北越銀行と2021年に連携協定を結び、店舗の共同利用などを進めている。両社の預金量は単純合算で17兆2千億円程度。金融庁などの資料によると、実現した場合の預金量は地方銀行業界4位の規模となる。

群馬銀と第四北越銀は、営業エリアが隣接する地理的特性を生かした事業承継や企業の合併・買収(M&A)の支援といった分野で連携。地方銀行10行でつくる地銀連合「TSUBASA(つばさ)アライアンス」にも参加し、基幹システムの共同化や事務の共通化などでコスト削減を進めている。23年3月、高崎市田町に初の共同店舗を開業。24年1月、群馬銀が建て替えた「群馬銀行池袋ビル」(東京都)に第四北越銀の池袋支店が入居するなど関係性は深い。
人口減少で事業環境が厳しさを増す中、日銀の利上げで銀行業界は融資の利ざやが改善傾向となり、融資の元手となる預金の獲得合戦が激化している。統合検討は共通課題である経営基盤の強化が狙いとみられる。
一方、両社は17日の発表で「現時点で決定している具体的な事実はない」とも強調した。上毛新聞の取材に対しても、経営統合について「人が減ることは地方における課題であり、相手を特定せず一般論で以前から経営戦略として考えていた」(群馬銀広報室)、「選択肢の一つ。地銀連合に参加する各銀行とのグループシナジーを最大限発揮したい」(第四北越銀の広報担当者)とするなど、検討の行方には不透明感も残る。
金融庁などの資料によると、預金量は福岡銀行などを傘下に置くふくおかフィナンシャルグループが首位。2位が横浜銀行を中核とするコンコルディア・フィナンシャルグループで、常陽銀行と足利銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループが続いている。

◆群馬銀行
前橋市に本店を置く地方銀行。1932年設立。2024年3月末時点で総資産額が10兆7635億円、預金残高は約8兆5千億円。群馬県内の貸出金と預金のシェアはそれぞれ34・6%、38・3%。国内の店舗は群馬県内111店、同県外48店の計159店。海外も米ニューヨークに店舗、中国・上海やタイ・バンコクなどに駐在員事務所がある。

◆第四北越フィナンシャルグループ(FG)
新潟市に本店を置く第四北越銀行を傘下に置く持ち株会社で2018年に設立された。24年3月末時点の総資産額は11兆1380億円、預金残高は約8兆7千億円。第四北越銀の国内の店舗(25年2月10日現在)は、新潟県内189店、同県外14店の計203店。海外も中国・上海に駐在員事務所がある。

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