2025年4月14日
伊勢崎・境に商業集積 中古車店やコメリ予定 フレッセイが計画・上毛新聞(2025/4/12)より
スーパーのフレッセイ(前橋市力丸町、早川仁社長)が、フレッセイ境町店のある伊勢崎市境百々東の国道354号(東毛広域幹線道路)沿い北側に2027年の新規出店を目指す「境北商業集積計画」を立てていることが11日、分かった。同計画では、同市境上矢島の「東街区」に中古車販売店など5店舗、隣接する同市境百々の「西街区」にはホームセンターのコメリが出店を予定。近くにはフレッセイ境南店(同市境)もあり、フレッセイは旧境町地区を重要地域と位置付け、業態の異なる複数店舗の集積で集客増を狙う。
同社が大規模小売店舗立地法に基づき県に提出した「新設届出書」によると、東街区は27年3月に開業予定で、店舗面積は6274平方メートル。駐車場は323台を確保する。営業時間は午前9時~午後10時。3棟設ける計画で、そのうち店舗面積1281平方メートルの棟には中古車販売店の出店を想定する。他の2棟の出店企業は未定。
西街区の開業は同年5月を予定。コメリの店舗面積は9254平方メートル。駐車場は283台用意する。営業時間は午前7時~午後9時。コメリは、フレッセイ大泉店(大泉町富士)に隣接するコメリハード&グリーン大泉店と同様に、フレッセイの敷地内に出店する。
境町店は1999年8月開業。2023年7月に改装した。同店の敷地内には、すでに100円ショップ「ダイソー」、洋品店「ファッション市場サンキ」が出店している。
フレッセイは主要国道沿いの立地の良さを生かし、新たなテナントにコメリや他のサービスを展開する複数店舗を誘致。地区全体を活性化させ、集客数の増加を目指す。
近くの自治会で区長を務める植竹規市さん(74)は「出店を機に開発が進んで利便性が増すことは、地元住民として歓迎したい。旧市街地の商店街にも配慮したバランスある発展を期待したい」と述べた。
同社は「旧境町は(フレッセイが)2店舗ある重要地域。他の複数店舗が出店することでにぎわい創出につなげ、地域貢献に寄与したい」としている。
フレッセイは本県を中心に埼玉、栃木にスーパーマーケットを50店舗展開している。