2025年7月11日
ネットスーパー開設 自宅発送や予約 手軽に ベイシア・上毛新聞(2025/7/10)より

ベイシア(前橋市亀里町、相木孝仁社長)は、2022年1月にインターネットで購入した商品が自宅に届く「ベイシアネットスーパー」を開設した。購入者の最寄りの店舗から発送するため、送料を比較的安価に抑えられる。アプリで予約した商品を店舗で受け取る仕組みも導入しており、買い物客の利便性向上や従業員の負担軽減につなげている。
同社では元々、ネットスーパーの構想はあったが、コロナ禍でのオンラインショッピングの人気が後押しとなった。「楽天全国スーパー」の1社目のスーパーとして展開を始めた。
ベイシアアプリの会員登録をして、最低2750円以上の購入で利用できる。送料は440円かかるが、5500円以上の購入で220円値引きする。最寄りの店舗に在庫があれば購入可能で、仕事や育児に追われて買い物に行くのが大変な子育て世代や経費を抑えたい企業、介護施設などの利用が多いという。
アプリ予約した商品を店舗で用意する取り組みも始めた。以前から恵方巻きやクリスマスケーキなどの予約を店舗で受け付けていたが、購入者が用紙に必要事項を手書きしなければならず手間がかかった。アプリで事前入力した個人情報を使うことで、用紙を厳重に保管したり、記入事項をパソコンに打ち直したりする従業員の負担が減らせる。
ネットスーパーとアプリ予約、店舗での買い物で使う会員IDは個人で共通しているため、顧客の購買傾向を詳細に把握できるのが強みだ。継続して収集したデータを生かし、より需要に合った商品展開を狙う。同社マーケティング本部EC部の戸枝智存部長(49)は「eコマースをうまく使って、プライベートや家族との時間を増やしてほしい」と呼びかける。(村山拓未)
1996年設立。従業員1万1515人(2025年2月末時点)。1都14県に展開するほか、ECにも力を入れる。