群馬銀行（前橋市元総社町、深井彰彦頭取）と第四北越銀行（新潟市、殖栗道郎頭取）は、中国・上海市内のホテルで、中国で事業展開する両行の取引先企業対象の上海企業交流会を開いた。両行合同の開催は初めて。本県と新潟県を中心に、17社21人が中国におけるビジネスの実務を学び親睦を深めた。
英国拠点の会計監査などを手がけるアーンスト・アンド・ヤングの中国法人のコンサルタントが「中国税務移転価格関税について」と題して講演した。輸出入に関する税金の取り扱いの注意点や、税務関連の最新情報などを伝えた。講演後に交流会が開かれた。
群馬銀上海駐在員事務所の山岸延彦所長（51）は「互いの県を知るきっかけになり親近感が湧いた。両行の連携で付加価値の高いサービスを展開し、課題解決や地域経済の活性化に努める」と話した。
交流会は、両行が２０２１年に締結した連携協定「群馬・第四北越アライアンス」の一環で開いた。