金融専門誌「月刊金融ジャーナル」を発行する日本金融通信社から本年度「ベストバンカー賞」に選ばれた群馬銀行（前橋市元総社町）の深井彰彦頭取は30日、群馬大に副賞の全額30万円を寄付した。
同市の同大荒牧キャンパスで開かれた贈呈式で、深井頭取は「金融教育支援などに活用し、学生が金融に関する正しい知識と判断力を身に付ける一助となることを願う」とあいさつ。石崎泰樹学長は「副賞全ての寄付は非常に光栄。学生の教育と研究活動に役立てたい」と感謝した。
同賞は２００３年度創設され、本年度は23回目。取引先や地域の発展に貢献した金融機関の経営者を表彰する賞で、深井頭取は、安定的で強固な経営基盤の確立に努め、高効率経営を実現したことなどが評価された。
県内に本店がある金融機関で同賞の受賞は初めて。深井頭取は「収益性を高められたのは行員一人一人が取り組んでくれた結果。ベストバンク賞だと思っている」と述べた