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2025年12月19日
前橋みなみ店に電力融通 ベイシア、県内外21店舗の余剰分
スーパー大手のベイシア(前橋市亀里町、相木孝仁社長)は、県内外21店舗の太陽光発電施設で生み出した余剰電力相当分を、前橋みなみモール店(同市新堀町)に融通する仕組みを構築し、来年4月に稼働する。同店の年間総電力消費量のうち、再生可能エネルギーを活用した電力の実質比率は40%に高まる見込み。複数店舗にまたがる電力融通の仕組みをつくるのは、スーパー業界でも先進的な取り組みという。
グリーントランスフォーメーション(GX)事業を手がけるアイ・グリッド・ソリューションズ(東京都港区)と連携。群馬、栃木、埼玉など7県にある21店舗をネットワーク化し、「バーチャルパワープラント(仮想発電所、VPP)」として機能させるシステムを導入した。
各店の余剰電力相当分を電力系統を介して前橋みなみモール店の産業用蓄電池にためておく。朝や夕方など発電量が少ない時間帯に放電して使う。
融通する電力は一般家庭400世帯分に相当する年間約160万キロワット時に上る。同店で日中に使う電力の100%、年間総電力消費量の40%を再生可能エネルギーで実質的にまかなえるようになる見通し。
ベイシアは「太陽光発電や蓄電池の導入を推進し、ベイシア全体として再エネ利用率を高めていきたい」としている。
