2024年2月6日
群銀、過去最高純利300億円予想 3月期を上方修正 ▪上毛新聞(2024年2月6日)より
群馬銀行(前橋市元総社町、深井彰彦頭取)は5日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正し、通期の純利益を280億円から300億円に引き上げた。過去最高益だった16年3月期の286億円を上回る予想で、注力する法人向けコンサルティング業務など非金利業務の利益が伸びている。経常利益は400億円から420億円に引き上げた。
同時に発表した23年4~12月期連結決算は純利益が前年同期比10・8%増の246億3千万円、売上高に当たる経常収益が17・6%増の1560億6600万円、経常利益は14・2%増の339億900万円だった。
本業のもうけを示すコア業務純益は5・5%減の293億6900万円となったが、投資信託解約損益を除くコア業務純益は9・6%増の335億8400万円と好調だった。非金利業務利益が12・6%増の176億9800万円で、企業のシンジケートローン(協調融資)や合併・買収(M&A)、ビジネスマッチングの取り扱いが増え、手数料収入を伸ばした。
自己資本比率は3・10ポイント上昇の15・01%、金融再生法に基づく不良債権比率は0・28ポイント改善の1・62%だった。 銀行単体の貸出金は6・9%増の6兆3242億円、預金残高は2・7%増の8兆1421億円。単体の純利益は15・2%増の225億1700万円だった。