2024年3月12日
環境配慮のイチゴ大福 廃オイルで暖房、栽培 ロム ▪上毛新聞(2024/03/12)より
炭火焼きワインバルを展開する「Lom(ロム)」(前橋市表町、池下道夫社長)が実施するスイーツ事業「フルーツ大福 果実堂」は、廃エンジンオイルを栽培に活用したイチゴを丸ごと一粒使ったイチゴ大福を発売した。人気スイーツにイチゴを採用することで環境に配慮した農業を後押しする。
イチゴは群馬日産自動車を傘下に持つGNホールディングス(同市城東町、天野慎太郎社長)が設立した農業法人mino―lio(ミノリオ)が栽培。自動車のオイル交換で回収したエンジンオイルをビニールハウスの暖房に利用し栽培された「やよいひめ」を使う。
果実堂が求めていた一粒の満足感が大きい35グラム以上のキングサイズを入れる。餅は群馬製粉(渋川市)の滑らかな口当たりが特徴の羽二重餅粉が原料で時間がたっても硬くなりにくい。池下社長(36)は「大きくて赤いイチゴを安定供給してもらっている。お客さまからも大きいイチゴでおいしいと好評だ」と語る。
果実堂前橋本店(前橋市西片貝町)で1個360円で販売している。