国の中小企業支援策を有効に活用してもらおうと、北群馬信用金庫（渋川市石原、入沢達也理事長）は、同市の同信金本店で「補助金活用セミナー」を開いた。経済産業省職員や専門家が講演し、取引先企業の代表ら約50人が、持続的で発展的な経営に向けて知見を深めた。

同省関東経済産業局の岡村晋吾さんは、本年度補正予算と新年度当初予算案の事業目的や注意点を紹介。政府が目指す日本経済は、物や人への投資を切り詰める「コストカット型」から、消費や投資拡大の好循環を生み出す「成長型」の維持と説明。「政府の狙いを理解し、採択の可能性を高めてほしい」と話した。

ＮＰＯ法人「北関東産官学研究会」（桐生市織姫町）のコーディネーター、三ツ松洋さんが補助金申請時の事業計画書作成のこつをアドバイスした。

セミナーは２０２２年に始めて３回目。