2024年4月11日
道の駅まえばし赤城隣接地にベイシア 26年3月 カインズも別棟出店 ▪上毛新聞(2024/04/11)より
スーパー大手のベイシア(前橋市亀里町、相木孝仁社長)が2026年3月、同市田口町に新規出店することが10日、分かった。同グループのカインズ(埼玉県本庄市、高家正行社長)も、新設する市道で隔てられた別棟で開業する。隣には昨年3月の開業後、1年間で400万人超の来場を集めた道の駅まえばし赤城が立地することから、県外からの観光目的の誘客も見込める。
同社が大規模小売店舗立地法に基づき県に提出した「新設届出書」によると、両店とも26年3月15日に開業を予定している。
場所は前橋市田口町の国道17号同士(一方は上武道路)が立体交差する「田口町南」交差点の近く。道の駅まえばし赤城から北西方向にカインズ(店舗面積約8700平方メートル)、ベイシア(同約3500平方メートル)の順で並ぶ。ベイシアの敷地内には、五つのテナントが入る複数の建物(同約1800平方メートル)も設ける。
合計の店舗面積は約1万4千平方メートルに及び、昨年12月に太田市丸山町に新規開店した大型店「カインズ太田丸山店」、「ベイシアFoods Park(フーズパーク)太田丸山店」などの店舗面積計約1万1500平方メートルを上回る。
新設店が隣接する道の駅まえばし赤城は昨年3月21日の開業以来、来場者数が10月末に300万人、今年2月末に400万人を突破するなど、本県有数の人気の道の駅となっている。立地の良さを生かした店舗展開で、地域住民の他、道の駅を目的に訪れた観光客らの来店も期待される。
ベイシアは昨年、18年6月の「前橋小島田店」(前橋市小島田町)以来5年ぶりに県内の新規出店を再開し、太田丸山店やベイシアフーズパーク高崎倉賀野店(高崎市倉賀野町)を開業した。現在、県内38店舗。今後の店舗展開について、相木社長は「(以前は)あえて大型出店せずに既存店を磨き上げてきたが、今後は新規出店を進める」と明言していた。