2024年4月27日
多様な人材確保27年度目標 群銀 中途採用30%へ ▪上毛新聞(2024/04/27)より
群馬銀行(前橋市元総社町、深井彰彦頭取)は26日、人的資本の充実に向けた2027年度の数値目標を発表した。中長期的な非財務KPI(目標・実績)を設定し、全体に占める中途採用比率は23年度実績の13・8%から30%へ倍増させる。6月から職責を重視するジョブ型人事制度を導入するのを機に、多様な人材の確保と活躍できる社内環境を一層強化する。
来年度に始まる次期中期経営計画の最終年度に当たる27年度の目標値を定めた。取引先の多様なニーズや地域課題に対応するため、中途採用を増やしてITなど専門性の高い人材を確保する。女性管理職比率は23年度19%から30%に、うち部長や支店長の女性部店長比率も6・8%から15%にそれぞれ引き上げる。中小企業診断士や証券アナリストなどの専門資格を保有する人材は266人から330人へ増員する。
同日開かれた定例会見で深井頭取は「ジョブ型制度に基づいてキャリアを積んだ人材や、既卒3年程度の流動的な若年層など多様な人材を確保したい」と強調した。