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2024年4月30日

《県内企業採用アンケート(1)》 採用「増やす」49% 5年ぶり前年割れ 来春入社 ▪上毛新聞(2024/04/430)より

上毛新聞は29日、県内関連企業を対象にした2025年春入社の新卒採用計画アンケートをまとめた。回答があった121社のうち、採用を24年春より「増やす」としたのは49・6%に当たる60社で、前年の55・8%から6・2ポイント下がった。前年を下回るのは5年ぶりで、新型コロナウイルス感染症の影響で採用意欲が急速に冷え込んだ20年調査以来続いた反動増が落ち着いてきた格好だ。

「今春並み」と答えたのは51社(42・1%)、「減らす」は4社(3・3%)、「未定」は6社(5%)だった。
前年よりも採用を「増やす」とする企業の割合は20年調査で29%、21年調査で33%、22年調査で41・8%、23年調査で55・8%と増加していた。今年は昨年より下がったものの、コロナ禍前の18年調査(43%)や19年調査(47%)と比較すると依然として高水準で、学生優位の売り手市場は継続する見通しだ。
増やす理由を二つまで選択してもらったところ、「事業規模拡大や異業種への進出のため」が38社(63・3%)で最多だった。「離職者(定年退職を除く)を補うため」が27社(45%)で続き、今後に向けた人手不足解消への意欲が見られた。
「内定辞退を見越して」が13社(21・7%)あった他、「採用実数が採用予定数を下回っているため」(卸・小売り)、「ここ数年、採用活動が激化して苦戦しているため」(建設)といった回答もあり、売り手市場で思うように人材を確保できていない状況があることも見て取れる。
一方、「減らす」とした企業に理由を尋ねると、「24年採用で計画以上に採用できたため」、「業務の合理化・効率化を図るため」などが挙がった。
企業の構成比が大きい製造・食品で「増やす」と回答したのは17社で、「今春並み」は16社、「未定」は2社、「減らす」が2社だった。卸・小売りは「増やす」が18社、「今春並み」が15社、「未定」が2社で、「減らす」はなかった。

【調査方法】継続調査をしている企業を中心に、県内に本社や拠点を置く165社を対象として5日からアンケートを実施し、29日までにまとめた。121社(回答率73.3%)から回答を得た。