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2024年5月2日

《県内企業採用アンケート(3)》活動の早期化一層進む 就業体験「行う」76.9% 聞く内容「志望理由」が最多 ▪上毛新聞(2024/05/02)より

上毛新聞が行った2025年春の新卒採用計画アンケート(121社)で、来春卒業する学生向けのインターンシップ(就業体験)を「行う予定」とした本県関連企業の割合は、前年調査比8・8ポイント上昇の76・9%を占めた。政府の就活ルールで昨年度からインターンの評価を採用選考に使えるようになり、8割近くの企業が実施する予定とした。人手不足が続く中、企業がインターンに力を入れ、採用活動の早期化が一層進んでいる。

インターンを「行う予定」としたのは93社。「早期選考実施のため」(製造・食品)、「会社のことを理解してもらい、入社前後のギャップを埋めるため」(卸・小売り)といった早期化への対応やミスマッチ防止に取り組む。一方、「行う予定はない」は28社(23・1%)で、「体制が整っていない」(情報通信)、「実際の現場体験は難しいため」(運輸)といった回答があった。
インターンを経験した学生の応募があったと回答した企業は94社(77・7%)。このうち、実際に採用したことがあるのは86社(91・5%)に上った。
コロナ禍に学生生活を送ったことを考慮し、エントリーシートの内容を「変更した」のは10社(8・3%)。「学生時代の行動に制限がかかっていた可能性があるため」(建設)と配慮する考えがみられた。
「変更していない」と回答したのは111社(91・7%)だった。「その状況にあった経験や実績を尊重するため」(運輸)といった回答がある中、「コロナ禍に学生生活を送っていても答えられる質問にしている」(金融)と質問内容を工夫する動きも見られた。
エントリーシートや面接で聞く内容は「志望理由」が108社(89・3%)と最多で、「自己PR」97社(80・2%)、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」91社(75・2%)、「入社後やりたいこと」82社(67・8%)と続いた。
エントリーシートの性別表記について「項目はない」が最も多い57社(47・1%)、「男女別」33社(27・3%)、「項目はあるが任意」31社(25・6%)だった。「性別は関係ない」という答えが多い一方、「配属の際、考慮する」という回答もあった。
面接で重視することは、業種に限らず、「コミュニケーション能力」や「人柄」、「主体性」とする企業が多かった。