群馬銀行（前橋市元総社町、深井彰彦頭取）は、自然環境保全に対する活動を強化するため、国内外二つの組織に参画したと発表した。自然関連の財務情報の開示や脱炭素社会に向けた企業との協働に取り組む。
参画する国際組織「自然関連財務情報開示タスクフォース（ＴＮＦＤ）フォーラム」では、企業活動が自然環境に与える影響を公表する枠組みづくりに貢献する。ぐんぎんの森（同市）整備活動やペーパーレス化といった同行の環境保全活動をＴＮＦＤの枠組みに沿って評価、公表することを検討している。
経済産業省を中心に脱炭素に積極的な企業でつくる「ＧＸリーグ」にも参画した。同行が目標とする２０３０年度の温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた情報収集や、参画企業とのビジネス機会創出を行う。本県関係では、エネルギー事業のサンワ（同市）や本県に国内唯一の自動車生産拠点を置くＳＵＢＡＲＵ（スバル、東京都）がリーグに参画している。