しののめ信用金庫

勤務地
中毛
県外
西毛
業種
金融

2024年5月10日

中心市街活性化で協定 ファンド総額拡大も視野 しののめ信金と前橋市 ▪上毛新聞(2024/05/10)より

しののめ信用金庫(富岡市富岡、横山慶一理事長)と前橋市は9日、同市中心市街地活性化に関する連携協定を結んだ。民間主体のまちづくりを推進するための指針「前橋市アーバンデザイン」に基づき、従来から連携して進めてきた取り組みを強化する。

両者は2016年、同市全域を対象に経済活性化を図る包括連携協定を締結。同信金は「前橋まちなかまちづくりファンド」の設立や、遊休不動産所有者と出店希望者のマッチング支援などを進めてきた。中心市街地にある同信金前橋営業部ビル(千代田町)は22年の改修でライブラリーやカフェを併設し、エフエム群馬と共同運営するパブリックスペース「つどにわ」も設けた。
新協定により、両者は遊休不動産活用やリノベーション推進の強化、創業スクールなど事業者育成、開業や融資に関する資金相談、イベント開催、情報発信といった取り組みで協力を深める。同ファンドは今秋までに総額(1億円)の7~8割の支援を実施予定で、総額拡大も視野に入れている。
同営業部で開いた調印式で、横山理事長は「さらに連携を深め、広げながら活性化に貢献していきたい」とした。小川晶市長は「市民にとって新しいアイデアや、わくわくが生まれてくるようなまちづくりが展開できると思っている。新しい風が吹くようにしっかり連携していきたい」と期待した。
調印式には、19年に同信金と中心市街地の経済活性化に向けた包括連携協定を結んだ、前橋まちなかエージェンシー(同市千代田町)の橋本薫代表理事も参加した。