群馬銀行（前橋市元総社町、深井彰彦頭取）と第四北越銀行（新潟市中央区、殖栗道郎頭取）は10日、群馬、新潟両県の企業６社による異業種交流会を高崎市内のホテルで開いた。次世代を担う30代の女性社員を中心に41人が参加し、業種の垣根を越えてより良い職場環境づくりなどについて話し合った。
外部の人材開発コンサルタントを講師に招き、参加者が６班に分かれてグループワークを実施。各社の事業内容などの理解を深めた上で理想の組織づくりや自身のキャリアについて考え、今後の業務に役立てようとしていた。
家電量販店最大手のヤマダホールディングス（ＨＤ、高崎市）インターネット事業部の菅原裕子さん（37）は「女性活躍を促進する他社の取り組みが新鮮で今後に生かしたい」と刺激を受けた様子。菓子製造業の亀田製菓（新潟市）購買部の堀江由美子さん（40）は「社風や福利厚生が各企業で全く違い勉強になった。自社に還元したい」と話した。
交流会は、両行が２０２１年に締結した連携協定「群馬・第四北越アライアンス」の一環で初めて開いた。異業種との意見交換で視野の拡大やイノベーションの創出、キャリア意識の醸成を目的としている。両行の他、本県からヤマダＨＤと太陽誘電、新潟県から亀田製菓と一正蒲鉾（かまぼこ）が参加した。