(株)東和銀行

2024年6月7日

中期経営計画32年度末目標 コア業務純益120億円に 東和銀 ▪上毛新聞(2024/06/01)より

東和銀行(前橋市本町、江原洋頭取)は31日、2024年度から3年間の中期経営計画を発表した。同行の存在意義(パーパス)と、同計画を第1期とする長期的な数値目標を策定。32年度末までに自己資本利益率(ROE)は7%以上、本業のもうけを示すコア業務純益は120億円を主な目標に打ち出した。
パーパスを「私たちは、地域のお客さまに寄り添い、ともに豊かな未来を創造します。」と定めた。行員の認識を統一する軸とし、顧客を起点とした資金繰り支援や本業支援の実践を明確にする。
26年度末までの同計画の財務KPI(目標・実績)は、ROEが24年3月末時点の3・23%から3・7%、コア業務純益は同49億円から63億円に設定した。サステナブルKPIでは、ビジネスマッチング件数を昨年度の429件から、今後3年間で1450件とする。男性育児休業取得率を100%にするなど人的資本の向上も行う。31年3月末までのサステナビリティ関連の投融資目標は、22年に設定した2千億円から3千億円に引き上げる。
同行は先月、財務基盤強化のため09年に注入を受けた公的資金350億円を完済した。同行は新たな中期経営計画で「パーパスを策定し、目指すべき姿である長期ビジョンとその実現に向けた第一歩にしたい」とした。