2024年8月2日
群銀、純利23.8%増 4~6月期 貸出金残高増などで ▪上毛新聞(2024/08/2)より
群馬銀行(前橋市元総社町、深井彰彦頭取)が1日発表した2024年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比23・8%増の111億6200万円だった。中間期(同年4~9月期)業績予想に対する純利益の進捗(しんちょく)率は63・7%で、同行は「順調に推移している」とした。
本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は11・3%増の134億8900万円。貸出金残高の増加や、利回りが上昇に転じたことに伴う貸出金利息の増加などが奏功した。
売上高に当たる経常収益は3・5%増の567億2400万円、経常利益は27・6%増の160億3700万円だった。
金融再生法に基づく不良債権比率は0・21ポイント改善の1・55%、自己資本比率は0・16ポイント上昇の14・69%だった。
銀行単体の貸出金は、中小企業や個人への貸し出しの他、海外現地法人に対して国内の営業店から直接融資を行う「クロスボーダーローン」などが好調で6・7%増の6兆5035億円、預金は2・9%増の8兆3870億円。単体の純利益は27・5%増の103億8300万円だった。