2024年8月6日
東和銀は純利益59.6%増6億6500万 4~6月期 ▪上毛新聞(2024/8/06)より
東和銀行(前橋市本町、江原洋頭取)が5日発表した2024年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比59・6%増の6億6500万円だった。信用コストの減少と金利引き上げによって利益が増えた。
本業のもうけを示すコア業務純益(単体)は、0・2%減の9億9400万円と前年同期並み。店頭窓口のセミセルフ端末の導入などデジタル関連投資で経費が増えたが、金利引き上げによる資金利益や手数料収入に当たる役務取引等収益が増えた。
企業倒産は小規模倒産の増勢にシフトしていることから信用コストは56・0%減の3億7400万円だった。売上高に当たる経常収益は3・8%減の80億4500万円だった。
自己資本比率は1・68ポイント低下の8・77%だった。財務基盤強化のため注入を受けた公的資金350億円を5月に完済したことが主因。金融再生法に基づく不良債権比率は0・04ポイント悪化し2・59%となった。
預金残高は69億円増の2兆1904億円、貸出金残高は169億円増の1兆5771億円だった。