群馬銀行（前橋市元総社町、深井彰彦頭取）は26日、新築移転した深谷支店（埼玉県深谷市）を開業した。同行グループの営業拠点を集約し、顧客のニーズに幅広く応えられるようにしている。
近隣の深谷上柴支店も「支店内支店」として、新店舗に移転統合。県外では初めて、土日祝日にも営業し、保険や資産形成などの相談を受け付ける「個人相談プラザ」と、１００％出資子会社のぐんぎん証券の駐在事務所を設置した。支店間の連携を強化するとともに、ワンストップでさまざまなサービスを提供できるようにして利便性を高めた。
延べ床面積は約１５３０平方メートル。相談ブースと応接室は旧２店舗の合計から７室増やして17室とした。貸金庫は休日も利用できるように手動から全自動に切り替えた。同市が「れんがのまち」として知られることにちなみ、建物の一部にれんがをあしらったデザインにした。
式典で、深井頭取や小島進市長らがテープカットし、開業を祝った。深井頭取は「幅広い機能を備え、スキルの高い行員をそろえている。地域の皆さまのニーズにしっかり応えられる営業拠点としていきたい」と語った。