2024年9月25日
ベトナム学生受け入れ 就業体験でファームドゥ 現地大学と協定締結▪上毛新聞(2024/09/25)より
「食の駅」など農産物直売所を手がけるファームドゥグループ(前橋市問屋町、岩井雅之代表)とベトナムのドンア大(ルオン・ミン・サム理事長)は24日、学生のインターンシップに関する協定を結んだ。第1弾として来年2月以降、食品科学を専攻する学生を5人程度受け入れる見通し。人材交流を促進し、事業展開でも関係を深めたい考えだ。
ファームドゥグループが海外からインターンシップの学生を受け入れるのは初めて。ドンア大は2016年以降、インターンシップや就職で約千人の学生が来日しているという。同社は学生を半年か1年間受け入れ、県内の店舗などで総菜づくりなど食品加工業務を経験してもらう。農業や太陽光発電事業でも関連学部の学生を今後受け入れる考えで、計20人を想定する。
市内のグループ本部で開かれた調印式で、サム理事長は「学生が日本で技術を学び、社会貢献してもらうことが目的」とあいさつ。岩井代表は「エネルギーと農業に関わる若い人材を一緒に育てたい」と応じた。ハイテク農業や太陽光発電で事業連携する方針とし、「もうかる農業の仕組みや発電設備をベトナムで普及させていきたい」と語った。