2024年11月21日
群馬労働局長らが訪問 ベストプラクティス企業の沼田土建・上毛新聞(2024/11/21)より
11月の「過重労働解消キャンペーン」に合わせ、群馬労働局と国土交通省高崎河川国道事務所は20日、長時間労働の削減や働き方改革などに取り組む「ベストプラクティス企業」に本年度選定された沼田土建(沼田市西倉内町)を初めて合同で訪問した。
同社は国交省が推進する建設現場の生産性を向上させる取り組み「i―Construction(アイ・コンストラクション)」に着手した。社内体制や施工プロセスの見直し、若手や女性の活用を視野に入れた体制づくりを紹介。働き方改革の進め方、時間外労働削減、外国人を含めた人材育成といった取り組みも説明した。同社の青柳剛社長は「トップランナーを目指すことと社員全員が取り組むことを両にらみで進めるのが、生産性向上と時間管理に結び付く」と実感を込めた。
同局の上野康博局長は「(社員の事例紹介で)『楽しい』という言葉が2回出てきたことにヒントがある」と指摘し、「やりがいや労働時間短縮につながっているのではないか」と述べた。同事務所の杉崎光広所長も参加した。