群馬トヨタ自動車（高崎市東町、横田衛社長）は26日、群馬自動車大学校（伊勢崎市赤堀今井町）の３年生42人を対象にした研修を、玉村町上之手の同社グループの研修施設「ＧＴＧトレーニングセンター」で開いた。
同社グループについて紹介した後、自動車整備士が講師役となり、体への負担軽減を目的に導入した「タイヤリフター」を用いてタイヤローテーションを行ったり、油脂の絶縁性をテスターで計測したりした。「トルクレンチ精度チェッカー」を使い、実際の締め付け具合との違いを数値で確認する研修もあった。
参加した金田早翔さん（21）は「初めて取り組んだことばかりで勉強になった。今回の経験を今後に生かしたい」と感想を述べた。
同社の工藤典行常務は「自動車業界も人手不足と言われる中、このような研修を通じて一人でも多くの学生に自動車整備士になってもらうことが、地域貢献につながる」と話した。