スーパーを展開するツルヤ（長野県小諸市、掛川健三社長）が来年３月までに明和町に出店することが８日、分かった。群馬県内６店舗目で、同店空白地の館林邑楽地域や隣県など広域から買い物客を呼び込む。隣には米国発祥の会員制量販店「コストコホールセール群馬明和倉庫店」があり、人気店の集積で相乗効果を狙う。
関係者によると、店舗面積は約３７００平方メートルで駐車場は３３３台を備える。出店場所は同町矢島の国道１２２号沿いで、県道矢島大泉線を挟んでコストコの南側。すでに町や民間企業が出資するまちづくり会社「邑楽館林まちづくり」と覚書を結んでおり、今年２月に着工する。
東毛地域ではみどり市に次ぐ２店舗目。町周辺地域の他、店舗から３キロの埼玉県羽生市なども商圏に入る。集客力のあるコストコと合わせた利用も見込まれる。ツルヤ担当者は上毛新聞の取材に「現時点でまだお話しできる段階ではない」としている。
ツルヤは信州産リンゴを使ったジュース、種類が豊富なジャム、ワインなどプライベートブランド（ＰＢ）の評価が高い。２０２０年11月に長野県外で初となる店舗を前橋市公田町に開業して以降、本県で毎年１店ペースで出店を続けている。