桐生信用金庫（桐生市錦町、津久井真澄理事長）は16日、建て替えを進めていた同所の本店を来月10日に開業すると発表した。新本店は境野支店（同市境野町）と相談特化型店舗「Ｋｉｒｉｃｏｓ（キリコス）桐生」（同市宮前町）を集約。今年創立１００周年を迎えるのに合わせて、初代本店や桐生らしさを採用しリニューアルする。
新本店は２階建て。境野支店は支店番号や顧客の口座番号を維持したまま窓口をまとめる「店舗内店舗」とする。１階に本店営業部と同支店、キリコス桐生、２階は理事長室や本部執務室、ホールを備える。
店の外観は創業当時の本店をイメージしたれんが調で風見鶏を設置する。店内はロービーに桐生織で金を織り込んだ帯地「桐生金（きん）襴（らん）」をつり下げて展示する。
１９６６年に建築した旧店舗の耐震化に伴い、２０２３年11月から工事を進めていた。工事期間中に本店の仮店舗としていた西出張所（同市宮前町）での営業は７日午後３時で終える。