佐田建設（前橋市元総社町、星野克行社長）が12日発表した２０２５年３月期連結決算は、売上高が前期比23・７％増の３２２億６４００万円、純利益が８・１倍の６億１１００万円の増収増益だった。
建築関連では、官庁や病院などの民間工事がともに繰越工事の大幅な増加で売上高は28・７％増の２３４億８９００万円。土木関連も好調で、売上高は14・６％増の83億３００万円だった。工事原価の削減で利益を押し上げた。
営業利益は４・８倍の９億６千万円、経常利益は４・６倍の９億６８００万円だった。１株当たりの期末配当は前期と比べ34円増配の60円で、13年３月期の復配以来、過去最高。株主資本配当率（ＤＯＥ）６％とする目標を１年前倒しで達成した。
26年３月期の連結業績予想は、売上高３８７億４５００万円、純利益７億９９００万円をそれぞれ見込む。