2025年8月8日
草津町と3社包括協定締結 NTT GNHD ビオストック 持続可能な観光地へ・上毛新聞(2025/8/8)より

持続可能な町づくりで新たな魅力を創出しようと、草津町は6日、群馬日産などをグループに持つGNホールディングス(前橋市)、NTT東日本群馬支店(高崎市)、同社のグループ企業で脱炭素・資源循環事業などを手がけるビオストック(北海道帯広市)の3社と包括連携協定を締結した。
町役場で協定の締結式を開き、4者の代表者が協定書に署名した。持続可能性という視点から町の魅力づくりを行う「恵みの巡りプロジェクト」の実現に向け、町が各社と連携して調査研究することを確認した。各社の具体的な調査法や内容は、今後の町との協議を経て決める。
GNホールディングスは、平時、有事の両面から電気自動車(EV)の活用法を調査する。天野慎太郎社長は「『移動』を通して町の発展に寄与したい」とした。
NTT東日本群馬支店は、緊急時の情報連携などでレジリエンス(回復力)強化に取り組む。田島裕支店長は「全国の観光地の参考になる、地域防災のモデルケースとしたい」と述べた。
ビオストックは、観光客増加に伴うごみ処理問題に目を向け、処理の効率化や再利用について模索する。熊谷智孝社長は「廃棄物をどのように循環させるべきか。町と共に検討していく」と力を込めた。
黒岩信忠町長は「協定が結ばれることは喜ばしい。今後も持続可能性を意識した町づくりを進めていく」と話した。