2025年9月26日
統合後の理念や名称探る 群銀と第四北越FG準備委・上毛新聞(2025/9/25)より

2027年4月の経営統合を予定する群馬銀行(前橋市)と、新潟県地盤の第四北越銀行を傘下に持つ第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市)による統合準備委員会の第4回会合が24日、高崎市内で開かれた。共同委員長を務める群馬銀の深井彰彦頭取と第四北越FGの殖栗道郎社長らが出席し、統合後の理念や名称などについて意見を交わした。
会合では、経営企画や営業、システム事務など実務担当者による計10の専門部会の検討事項の進捗状況を確認。統合後の持ち株会社の名称や理念、人員規模、本店所在地などについて意見を交換した。名称に関しては、地名、理念が分かる造語、銀行名を取り入れた案が話し合われたという。
会合前、深井頭取は「基本的な方向性は固まりつつあるが、骨格となる理念などを確認する必要がある」との認識を示し、「新会社がお客さまや従業員、ステークホルダー(利害関係者)に高次な価値を提供し成果が出せるようしっかりと詰めていく」と述べた。
殖栗社長は経営統合について、8月に公正取引委員会から独占禁止法上、問題ないとの通知書を受領したことを説明し、「(来年3月の)最終契約に向けて7、8合目まで来ている。お互い意識を合わせ、期待に応えるために覚悟を持って臨む」と話した。
次回会合は10月に新潟県長岡市で開く予定。