2025年10月10日
カネコ種苗、純利が2.8倍 6~8月期・上毛新聞(2025/10/04)より
カネコ種苗(前橋市古市町、金子昌彦社長)が3日発表した2025年6~8月期連結決算は、売上高が前年同期比4・8%増の155億3800万円、純利益が約2・8倍の3億100万円だった。
農材事業では、茎葉処理除草剤の販売や殺虫剤の需要が増えた。採算性が高い商品構成へのシフトも奏功した。種苗事業では、タマネギ種子の国内販売が伸びたほか、輸入価格の上昇に伴い、主にウシの飼料用トウモロコシや牧草の種子の販売が好調だった。
営業利益は約3倍の3億8700万円、経常利益は約2・3倍の4億3900万円だった。
同日取締役会を開き、自己株式を20万株を上限に取得することを決議したと発表した。機動的な資本政策を遂行し、株主還元の充実を図るためとしている。20万株は発行済み株式総数(自己株式を除く)の1・78%に当たる。3億円を上限に、6日から26年5月22日まで市場で買い付ける。
