就職活動の最新動向を知ってもらうための「採用活動サポートセミナー」が７日、前橋市の上毛新聞社で開かれた。県内に本社や拠点がある28社の人事担当者43人が、採用のポイントを学んだ。フリーアナウンサーで、キャリアカウンセラーの佐藤由美子さん（高崎市出身）が「新卒採用を勝ち抜くカギは地元志向にあり！～県内大学生のリアル就活実態セミナー～」と題して講演した。
佐藤さんは、学生優位の売り手市場が続いていることから「学生に選ばれる企業になる努力が必要」と指摘。県内就職を志望する学生の特徴として、①自分の時間が大切②知っている企業にエントリー③親の影響力④社会貢献や多様性が大切⑤雰囲気を最重要視⑥辞めたくない―を挙げた。「丁寧な対応や説明で成長をイメージできる企業が選ばれる。話しやすい雰囲気づくりを心がけ、学生とのギャップを解消して採用につなげてほしい」と呼びかけた。グループワークも行い、採用における工夫や課題などを意見交換した。
上毛新聞社が展開する「ぐんま就活ジャンプス２０２７」の一環。地元企業に採用を強化してもらい、若者の県内定着につなげようと企画した。