群馬銀行（前橋市元総社町、深井彰彦頭取）は13日までに、創立90周年記念事業として２０２２年度から営業車に導入を進めてきた電気自動車（ＥＶ）が当初計画の計１００台に達したと発表した。県内を中心に計70店舗にＥＶを導入。二酸化炭素（ＣO2）排出量はガソリン車と比べ、年間55トンの削減効果が見込まれるという。
導入店舗のうち、前橋市の本店営業部や高崎市の高崎支店など県内８店舗では、災害時にＥＶを非常用電源として供給できる体制を整備。スマートフォンの充電など、各地域の人たちの利用を想定している。
同行はＥＶ導入のほか、店舗への太陽光発電設備の設置、片品村のぐんぎん尾瀬片品発電所由来の再生可能エネルギーの活用などを手がけていて、24年度のＣO2排出量は、計測基準年度（13年度）と比べて59・７％削減している。