県警が主催した「闇バイト」撲滅動画コンテストで、前橋工科大大学院の篠原蓮さん（24）が最優秀賞に選ばれた。受賞を受け、篠原さんは「自分の作った動画がみんなのためになるということがうれしい」と話した。
県内の大学などに通う学生らから計32点の応募があり、県警職員や協力団体員が各賞を選んだ。いずれの作品も、文字や画像を効果的に使い、闇バイトの危険性を訴えていたという。
県警本部で20日、表彰式が開かれ、倉木豊史本部長らが受賞者に表彰状を手渡した。倉木本部長は「皆さんの作品は闇バイトによる犯罪を撲滅する大きな一歩になる」と感謝した。
同コンテストは若年層に闇バイトが広がりつつある中、訴求力のある広報啓発につなげようと企画された。受賞作品は県公式ユーチューブチャンネル「ツルノス」で公開し、県内のデジタルサイネージでも上映する。
篠原さん以外の受賞者は次の通り。
▽優秀賞　新井湊（共愛学園前橋国際大）山形瑠奈（太田情報商科専門学校）下川叶望（中央情報大学校）▽農協交通安全対策協会特別賞　前橋女子高放送部▽警備業協会特別賞　加賀谷佑奈（太田情報商科専門学校）▽防犯協会特別賞　小竹うづめ（同）