2026年5月15日
群銀3期連続最高益 3月期決算 純利34.1%増の588億円・上毛新聞(2026/5/12)より
群馬銀行(前橋市元総社町)が11日に発表した2026年3月期連結決算は、純利益が前期比34・1%増の588億6300万円と3期連続で過去最高益を更新した。貸出金残高と利回り上昇に伴う貸出金利息が増え、コンサルティング業務など非金利業務利益の増加が業績を押し上げた。27年3月期も増益を予想。28年3月期を最終年度とする3年間の中期経営計画(中経)では、純利益(600億円)を1年前倒しで達成する見込みを示した。
本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は28・2%増の711億9200万円と4期連続で過去最高を更新。売上高に当たる経常収益は20・2%増の2649億6500万円、経常利益は36・8%増の848億8600万円で、ともに3期連続で過去最高となった。自己資本利益率(ROE)は2・3ポイント上昇し、10・0%。
非金利業務利益では、7期連続で過去最高益を更新した。法人はシンジケートローン(協調融資)や持続可能な開発目標(SDGs)関連などの手数料が増加し、補助金のサポートサービスが高い採択率で貢献した。個人ではグループ会社のぐんぎん証券が好調で、預かり金融資産関連の収入を伸ばした。
資金利益は28・1%増の1052億6600万円。総自己資本の増加や株式売却などによるリスクアセットの減少で自己資本比率は2・01ポイント上昇の15・13%。
銀行単体は、経常収益が21・2%増の2242億3100万円、純利益が35・3%増の547億2700万円。金融再生法に基づく不良債権比率は0・15ポイント改善し1・14%だった。貸出金は5・5%増の7兆2261億円で過去最高。預金残高は1・2%増の8兆5710億円だった。
1株当たりの年間配当金は17円増配し、過去最高の62円。配当と自己株式取得を合わせた株主還元率は、連結ベースで4期連続の50%を超える50・1%。
27年3月期の連結業績予想は経常利益950億円、純利益は28年3月期の中経最終年度を上回る650億円。1株当たりの年間配当金は6期連続で増配し、8円増の70円を見込む。
県庁で会見した深井彰彦頭取は「金利の引き上げに加え、多方面で貸出金残高が順調に伸びている。コンサルティングも定着してきている」と過去最高益の要因を説明した。
27年4月の第四北越フィナンシャルグループ(新潟市)との経営統合に向け、3月の最終契約の際に公表した30年3月期の純利益1400億円超の更新も念頭に、「両社が連携して地域の持続的発展に取り組む」と見据えた。
