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2026年5月29日

県内企業82%賃上げ 群馬経済研26年度調査 「やる気向上」7割最多・上毛新聞(2026/5/27)より

2026年度に賃上げを実施した県内企業は前年度比4・8ポイント増の82・3%に上り、23年度の調査開始以来、最も高かったことが、群馬経済研究所(前橋市)の調査で分かった。賃上げした理由(複数回答)は「社員のモチベーション向上」が73・0%で最も高かった。一方、賃上げを実施しないと回答した企業は10・0%だった。
定期昇給を含む賃上げ率は0・03ポイント増の3・20%で、このうちベースアップ(ベア)分が2・63%。
賃上げを実施した業種別では、製造業が89・6%、非製造業が79・8%で、業種間で10ポイント近く開きがあった。従業員数300人以上は93・8%と高水準だったのに対し、従業員数が少なくなるにつれて実施の割合は減り、29人以下は75・0%と最も低かった。
賃上げ率は「2~3%未満」(24・2%)、「1~2%未満」(23・1%)の順に多かった。「5%以上」は18・3%だった。賃上げ率が「昨年度と同水準」(42・5%)、「本年度の方が大きい」(39・0%)、「本年度の方が小さい」(18・5%)だった。
賃上げした理由は、他に「物価上昇への対応」(55・9%)、「人材の流出防止」(37・7%)が続いた。賃上げしない理由(複数回答)は、多い回答から順に「売り上げの先行き不安」(53・3%)、「売り上げの減少」(43・3%)、「原材料価格が上昇」(40・0%)だった。
同研究所の伊勢和広研究部副部長は「経営が厳しい中、人材をつなぎ留めるために『防衛的賃上げ』をしている企業もある。利益確保に向け価格転嫁できるかが鍵になる」と指摘した。
アンケートは4月中旬~5月上旬に実施。県内に事業所を置く企業1969社を対象に郵送で配布し、311社から回答があった。