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2026年7月17日
《インタビュー》スズキ自販群馬 小幡米一社長(61) 現場重視し満足度向上 全国ディーラーで営業一筋・上毛新聞(2026/7/17)より
県内11店舗を展開するスズキ自販群馬(高崎市正観寺町)が設立70周年を迎えた。就任4年目の小幡米一社長(61)は親会社スズキ出身で、全国のディーラーで営業畑一筋に歩んできた。大切にしているのは、スズキの行動理念に盛り込まれている「現場」を重視する姿勢。「社員と同じ目線を心がけ、働きやすい会社にすることが成長につながる」と強調する。
―スズキ自販群馬は5月に70周年を迎えた。
これまで成長してこられたのは先輩方が築いてきた信頼と、お客さまやスズキの車を取り扱う業販店、地域社会の支えのおかげ。「感謝」の言葉に尽きる。
ディーラーは昔も今も「フェース・トゥー・フェース」のサービスが中心で、販売も点検整備もじかに顔を合わせ取引することが多い。「この人から車を買いたい」と思ってもらえる信頼関係を大切にしていきたい。地域から必要とされる会社であり続けなければいけないと痛感している。
―全国のディーラーで販売部門を経験してきた。
スズキに入社後、大阪や東京、京都などの直営ディーラーへ出向してきた。1人のセールスとして業販店を回ったのが原点だ。
国内は若者の自動車離れが指摘されているが、群馬は「車は1人に1台」という意識が強い。マイホームを建てる際も、複数台を止められるガレージを設けるのが一般的だ。車が生活する上で必要不可欠なものだと感じるし、それだけ重要な市場だと思っている。
―店舗網をどう維持、発展させていくか。
現在11ある店舗網は基本的に変えず、必要に応じて建て替えやリニューアルをしていきたい。直近では2024年に藤岡市内の店舗を移転し、藤岡立石店をオープンしている。業販店とともにスズキブランドを高めていきたい。
―社長就任後、大切にしてきたことは。
故鈴木修元会長はスズキを大企業に育てた後も、自身を「中小企業のおやじ」と言い、常に現場、工場に出向いていた。私も現場を重視するスズキのDNAを大切にしたい。社員と机を並べて働き、同じ目線でコミュニケーションを取るよう心がけている。ひた向きに頑張っている社員を紹介する社内新聞「一隅を照らす通信」を毎月発行しているのもその一環だ。
―目指す会社像は。
(自分の考えを安心して発言できる)心理的安全性を担保した風通しの良い職場をつくり、モチベーションややりがいを感じてもらいたい。そして社員330人の従業員満足度(ES)を高めていきたい。
ESが高まれば商品提案力が上がり、自然と顧客満足度(CS)も高まる。社員の定着にもつながる。それらによって生産性が高まれば会社の利益が増え、社員へ還元もできる。そういう好循環を生み出していく。70周年を誇りに、より多くのお客さまから信頼を得られ、社員が喜びを実感できる会社を目指していきたい。
(真下達也)
【略歴】
おばた・よねかず 京都市出身。立命館大卒後、1988年に鈴木自動車工業(現スズキ)入社。全国各地のディーラーへ出向。スズキ自販近畿(大阪市)常務執行役員を経て2023年4月から現職。
