2024年8月6日
《パリ五輪》フェンシング男子 フルーレ団体「金」 体操 鉄棒・岡「3冠」 敷根、永野県勢1号 ▪上毛新聞(2024/08/06)より
【パリ共同】パリ五輪第10日の4日、フェンシングの男子フルーレ団体でともにネクサス(高崎市)所属の敷根崇裕(26)と永野雄大(25)、松山恭助(27)=JTB、飯村一輝(20)=慶大=の日本は決勝でイタリアを破り、初優勝した。敷根、永野は本県勢として今大会初の金メダル獲得。5日は体操男子種目別決勝の鉄棒で岡慎之助(20)=徳洲会=が優勝し、個人総合、団体総合との3冠を達成した。日本勢の金メダルは10個となった。
フェンシングは男子エペ個人の加納虹輝(26)=JAL=に続いて今大会2個目の「金」で、日本勢は計五つのメダルと躍進した。本県勢としては男子エペ団体「銀」の見延和靖(37)=ネクサス=に次ぐ二つ目のメダルとなる。
体操男子で団体総合と個人総合を合わせた1大会3冠は1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来52年ぶり。岡はこの日の種目別平行棒で「銅」を取っており、メダルを四つ獲得した。
4日、陸上男子100メートルで日本勢92年ぶりの決勝進出を狙ったサニブラウン・ハキーム(25)=東レ=が準決勝で9秒96の3組4着となり、8人による決勝には進めなかった。
ゴルフ男子の最終ラウンドで4位スタートの松山英樹(32)は65と伸ばし、通算17アンダーで3位に入った。日本男子では初の表彰台。
競泳女子400メートルメドレーリレー決勝で池江璃花子(24)=横浜ゴム=らの日本が5位だった。
5日、バレーボール男子の日本は準々決勝でイタリアに敗れた。卓球女子団体の日本は1回戦でポーランドを下し、準々決勝に進んだ。
レスリングは男子グレコローマンスタイル60キロ級に前回銀の文田健一郎(28)=ミキハウス=が登場。女子68キロ級の尾崎野乃香(21)=慶大=は準々決勝に進んだ。スポーツクライミング男子複合予選(ボルダー)で17歳の安楽宙斗=JSOL=が首位に立った。