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(株)ヤマダホールディングス

2024年4月16日

ギフト販売で資本提携 ヤマダHDとギフトモール ▪上毛新聞(2024/04/16)より

家電量販店最大手のヤマダホールディングス(HD、高崎市栄町、山田昇社長)は15日、ギフト専門のECサイトを運営するギフトモール(東京都中央区、藤田真裕社長)と資本業務提携に合意したと発表した。両社のECサイトや店舗で、互いの顧客基盤を生かした商品販売で連携する。ヤマダHDは、利益率が高く若年層も利用するギフト需要に着目し、家電販売を強化する。
同社は、ギフトモールが運営するECサイトに出店しており、ギフトモールが手がける贈り物用のラッピングや配送など付加価値となるサービスを提供できるようにする。ヤマダHDの担当者は「贈り物としての購入は値引きが少なく、若い人の利用機会は多い。ギフトモールとの協業でギフト市場での展開に力を入れたい」と期待する。
同社がギフトモールの実施する総額約5億円の第三者割り当ての株式を引き受けた。
同日発表した2024年3月期の通期業績予想は、売上高を1兆6860億円から1兆5920億円、純利益を319億円から240億円にそれぞれ下方修正した。創業50周年を記念して期末配当は1株当たり普通配当12円に加え、1円の記念配当を実施する。
物価高による買い控えや暖冬による季節家電の売り上げ不振で、予想を下回った。利益面では、住宅事業のヤマダホームズの分譲地の仕入れなど先行投資費用を見込む。能登半島地震で北信越地域の店舗や商品が被害を受け、特別損失を計上した。