富岡市に子会社を置くＩＨＩ（東京都江東区、井手博社長）が６日発表した２０２４年４～６月期連結決算（国際会計基準）は、売上高に当たる売上収益が前年同期比16・７％増の３４８１億６３００万円、純利益が約３・３倍の１８５億８３００万円だった。
旅客需要の回復に伴い、主力の民間向け航空エンジンでのスペアパーツ販売の大幅な増収に加え、円安の影響で利益を押し上げた。営業利益は約２・７倍の２３８億３千万円だった。
いずれも連結子会社の太田市に工場があるＩＨＩ原動機（東京都）のエンジン燃費データ改ざんと、新潟トランシス（新潟県）の除雪性能試験の不正行為について、業績への影響は精査中で、影響が見込まれる場合は速やかに公表するとしている。