2024年11月19日

eスポ活用し実車整備競う ホンダカーズ群馬、前橋でコンクール▪上毛新聞(2024/11/19)より

ホンダカーズ群馬(前橋市問屋町、都丸雄太社長)は18日、同市の前橋問屋センターを中心に社内技術コンクールを開いた。全9部門に同社の整備士計約120人が出場。近くの修理工場では「リアルグランツーリスモ」と題し、レーシングゲームと実際のタイヤ脱着を組み合わせた競技が行われた。
3人一組で8チームが出場し、レーシングゲームの「グランツーリスモ7」をプレーした。参加者はゲーム内でホンダ車のシビックを操りコースを1周するごとにピットイン。それに合わせシビックの実車のタイヤを交換し、作業終了と同時に再びレースに戻り、4周の合計タイムを競った。
適切にナットを締めなかったり、工具を雑に扱ったりするとタイムが加算されるため、参加者はスピードと精密さを意識していた。
同社がイベントでの集客や社内交流などで活用しているeスポーツをより浸透させようと企画した。サービス部の飯野貴行副部長は「チームを組むことで、それぞれ他店舗の整備士との交流が生まれたと思う。今後の研さんに生かしたい」と語った。