2025年3月7日
メモリード リゾート事業本格参入 沖縄のヴィラで自然満喫 旅行需要念頭に魅力発信・上毛新聞(2025/3/6)より

冠婚葬祭業などを手がけるメモリード(前橋市大友町、吉田卓史社長)は、沖縄県今帰仁(なきじん)村に一棟貸し切り型の宿泊施設(ヴィラ)「KAYATSUMA HANARE(カヤツマハナレ) OKINAWAホテル&リゾート」を開業した。近年の婚姻率低下などを受けて落ち込むブライダル事業の補完を見据え、リゾート事業に本格的に乗り出す。国内旅行やインバウンド(訪日客)の需要の高まりも念頭に、施設の魅力を発信する。
同社は2021年、同村に「KAYATSUMA OKINAWA ホテル&リゾート」を開いていて、同ヴィラはホテルから徒歩5分ほどの場所に離れとして整備した。目の前のコーラルビーチでは古宇利島が視界に入る絶景のオーシャンビューを臨むことができ、シーカヤックなどのアクティビティーも楽しめる。
同ヴィラは平屋建て5棟で構成する。最大6人が宿泊可能で、各棟の面積は約70平方メートル。家電製品やキッチン、開放的なテラスなどを完備する。2棟はプールが付くほか、愛犬と過ごせる「ドッグフレンドリーヴィラ」を備えた棟もある。この春までに各棟のテラスにバーベキューグリルも整備する。
同社によると、同ヴィラの整備は前橋市内に次いで2例目で、本格的なリゾート地としては初めて。近年の結婚式を挙げない「ナシ婚」の広がりや、コロナ禍を経て国内旅行が再び注目されているトレンドなどを踏まえ新たに参入した。7月には、同村内に自然を活用したアトラクションを売りにしたテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が開業予定で、同社は集客の起爆剤になると見込む。
今後は同社の結婚式場の予約者に向け新婚旅行での同ヴィラの利用を案内するなどの営業活動を強化し、一連の結婚イベントを通じた収益の確保につなげたい考え。担当者は「日々の忙しさを忘れるようなぜいたくな時間を満喫してほしい」としている。
料金は1泊6万6千円~。予約と問い合わせは同ヴィラ(☎0980・56・5661)へ。