家電量販店最大手のヤマダホールディングス（ＨＤ、高崎市栄町）は17日、金融関連事業の子会社を管理、監督する中間持ち株会社「ヤマダ金融ホールディングス」（ＨＤ）の新設を発表した。新体制に移行することで経営の管理、監督と業務執行の責任を明らかにし、組織全体のガバナンス強化を図る。組織再編に伴い、クレジットカード事業を展開するヤマダフィナンシャルの商号も「ヤマダＬＡＢＩカード」に変更する。いずれも４月１日付。
ヤマダ金融ＨＤはヤマダＨＤの１００％子会社。金融関連事業の経営戦略の企画立案や、金融事業会社の経営管理、監督などを行う。ヤマダファイナンスサービスとヤマダフィナンシャル、ヤマダ少額短期保険、ハウス・デポ・パートナーズの４社を傘下に置く。
ヤマダ金融ＨＤの社長にはヤマダファイナンスサービスの古谷野賢一社長が就任。ヤマダフィナンシャルの宮本勝美社長、ヤマダ少額短期保険の藤堂隆弘社長がそれぞれ取締役に就く予定。
ヤマダＨＤは「業績への影響はないと見込んでおり、企業価値向上に資すると考えている」などとしている。