警備大手のＡＬＳＯＫ（東京都）が掲げる経営理念「ありがとうの心」について理解してもらおうと、ＡＬＳＯＫ群馬（浦友治社長、前橋市）は、この理念に感銘を受け大切にし続けている上野村役場で新入社員研修を開いた。黒沢八郎村長が講師を務め、22人に協力することの大切さなどを伝えた＝写真。
10期40年にわたって同村長を務めた故黒沢丈夫氏がＡＬＳＯＫの創業者、故村井順氏の著書「ありがとうの心」の一部内容を模造紙に書いて役場内に掲示。その後、村出身者が同社に入ったことをきっかけに模造紙の存在が同社に伝わり、交流が生まれた。
研修会は、昨年行われた黒沢村長と浦社長の対談が元となり実現。黒沢村長は同著の内容を紹介しながら「多くの人に生かされていると認識し、目に見えない協力関係を大切にしてほしい」とエールを送った。