2025年6月20日
臨江閣でゆったりと メモリード きょうカフェ開業・上毛新聞(2025/6/20)より

冠婚葬祭業などを手掛けるメモリード(前橋市大友町、吉田卓史社長)は20日、指定管理を請け負う国重要文化財の臨江閣(同市大手町)にカフェをオープンする。グループ会社で洋菓子製造販売の「リアン」のパティシエが作るケーキなどを提供。滞在時間を長くして、同館の趣をゆったりと味わってもらう。
カフェスペースは別館1階で、当初は貴賓館としてダンスや立食パーティーに使われた板敷き60畳の西洋間を用いる。スイーツは、リアンで人気のガトーショコラ(450円)やカフェラテプリン(600円)など4種。飲み物はコーヒーや県産果実のジュースを用意し、今後は市内店舗の和菓子も提供できるよう準備を進めている。
座席からは日本庭園のマツをはじめ青々とした植栽を眺められる。同社は本年度から10年間、臨江閣と周辺の前橋公園、市中央児童遊園(るなぱあく)を一体で指定管理する共同企業体に加わっている。吉田平館長は「指定管理者として、訪れた人が臨江閣に愛着を持ってもらえるようにしたい」と話す。
21日は西洋間を貸し切りにするため、屋外でのオープンカフェ形式で営業する。午前9時~午後5時で月曜休館。問い合わせは同館(☎027・231・5792)へ。